施設の特色
学園「療育」で大切にしたいこと
幼児期のキーワードは、「基本的信頼感」の形成
幼児期に基本となる発達的課題は、「基本的信頼感」の形成にあります。
それは、大人になるまで生涯続く「心の根っこ」のようなイメージです。
そのため、「この世界は、自分を脅かさない安心感」のもてる関係作りが必要です。
子どもを「大切」に育てる療育のポイント
「基本的信頼感」を形成するため、学園の療育では、二つのことを「大切」に育てていきます。
個々の持ち味を大切にした丁寧な療育
子ども一人ひとりは、長所・好きな遊び・興味をもっています。それを、認め、誉め、伸ばし“自信”や“自己肯定感”を育て、広げる関わりをしていきます。
「困り感」に寄り添う療育
様々な要因(障害特性による感覚過敏、新たな場面や活 動へ抵抗、自我の育ち、自分と友達を比較できる力の育ち など)にとって、子どもなりに「不安」や「葛藤」「苦手さ」をもっています。子どもの内面(「困り感」)を理解 し、関わりを工夫します。
療育で育つ“生きる力”について~青年期を見通した療育~
基本的信頼関係の育ちを土台にした関係づくりを大切にした療育で、以下のような“生きる力”が育ちます。
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①理解する力関わりを受け止め、言葉を聞き、考え、理解する力の育ち
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➁模倣する力「先生のようにやりたい」「大人や友達の真似をしたい」など模倣する意欲の育ち
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③伝える力「もっとやって」「伝えたい」など要求や感情を伝える意欲の育ち
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④やり通す力歩き通す・遊びきる・生活動作や運動動作をやり通す力の育ち
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⑤相談力「手伝って」「助けて」「教えて」など大人にSOSを出すことや適切に頼れる力の育ち
最後に~学園の指導テーマ ~
『いっしょにあそぼう!いっぱいわらおう!』が指導テーマ。
何より、幼児期らしい楽しい遊びと暮らしと、子どもの「幸せ」を大切にしたいという願いが込められています。人生の土台を作る幼児期に、一緒に楽しみ、笑い合うことのできる体験を一緒にしませんか。子育てや療育に関わる相談は、随時受け付けています。
一人で悩まず、子どものこと、子育てのこと一緒に考えていきましょう。